公海・領海・接続水域・排他的経済水域の違い

最近、世界地図や日本地図を見る機会があり、その中でも海域や海流を目にすることが多くあります。海は地球の7割近くを占める広大なものですが、すべての海域をどの国も自由に使っていいと言うわけではありません。

 

私たちが移動したり、恵みをいただく海。この海にはそれぞれの国によって、沿岸国の主権が及ぶ水域と、特定の国の主権に属さず世界各国が自由に使用できる海域があります。中学校の社会の時間に習った記憶がある人もいるかもしれませんね。

 

海は大別すると、公海、領海、接続水域、排他的経済水域の4つに分けることができるとされます。先ほど述べた世界各国が自由に使える海域が、この中の「公海」に当たります。その一方で、沿岸国の主権が及ぶ水域が「領海」。公海の一部でありながらも、沿岸国の権限が及ぶのが「接続水域」や「排他的経済水域」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

領海は領土や領空と同じく、国家領域のひとつです。他国は沿岸国の安全を侵さない限りにおいて通行することが可能です。ただ、密漁や密輸などをした場合、その主権国の法律により罰せられます。陸地から12海里(約22㎞)の範囲がこれに当たります。

 

接続水域は、主権はないものの一定の権限を行使することができるテリトリーのことで陸地から24海里(約44㎞)。不審な船が侵入してきた場合に警告を発することができるなど、予防策を取ることができる水域です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、排他的経済水域は陸地から200海里(約370㎞)の範囲のことで、海から得られる資源や開発によるエネルギーの利活用、そして管理などを排他的に行使できる権利がある水域で「EEZ(Exclusive Economic Zone)」とも呼ばれます。

 

このように広大な海でも、それぞれの国ごとにできることできないこと、やっていいこといけないことが決められていると言うわけですね。なお、鹿児島県は離島も多く、特に硫黄島の存在が印象的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図表出典:海上保安庁ホームページ「日本の領海等概念図」
(https://www1.kaiho.mlit.go.jp/JODC/ryokai/ryokai_setsuzoku.html)

 

海は地球の資源であり、世界のもの。この海の美しさがいつまでも後世に残されることを願っております。

 

(和田直也)

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