来島海峡航路西側海域における 安全対策について

2024年7月1日10:00より、愛媛県今治市沖の来島海峡航路西側海域における経路が変更となる予定です。こちら目的は、来島海峡航路西側海域の航行環境の改善を図るためのものとされております。また、経路の指定に合わせて安芸灘南航路第四号灯浮標を廃止し、付近の推薦航路を短縮されるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、第六管区海上保安本部のHPより

1.来島海峡航路西口における経路の指定


<経路の概要>

1.来島海峡航路を西航し、a線を横切って航行しようとする船舶は、b線を横切ってはならない。

2.a線を横切り、来島海峡航路を東航しようとする船舶は、b線を横切ってはならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


<対象船舶について>
来島海峡航路をこれに沿って航行する船舶は、経路の指定に従う必要があります。

大下瀬戸または御手洗瀬戸を通航する船舶は、a線を横切らないため、経路の指定に従わずに航行することができます。(図参照)

<経路両端の表示>

来島海峡航路西口の経路は、バーチャルAIS航路標識により東端と西端を表示します。

バーチャルAIS航路標識とは、実在しない航路標識をAISの信号により航海用レーダーや電子海図上にシンボルマークにして表示するものです。実際に灯浮標が設置されるものではありません。


2.安芸灘南航路第四号灯浮標の廃止


<安芸灘南航路第四号灯浮標廃止について>

 上記経路の指定に合わせて、通航船舶の支障となる安芸灘南航路第四号灯浮標を廃止し、推薦航路を同第三号灯浮標まで短縮します。

南流時に航路へ入航する場合には、航路内において右舷対右舷になることから、航路出入口から離れた広い水域において、十分に安全を確認のうえ、潮流の流向に応じた経路へ移行してください。

 

・・・・・ここまで

 

この海域では、これまで船舶同士が衝突する事故が相次いでおり問題となっていたそうです。そこで、現行より船が大回りして航路に入る経路を新たに指定する形になったのでしょう。この海域では、来島海峡航路から出た船が針路を変えるポイントと、航路から出た船と航路に入る船とが交差するポイントが重なり、船同士が操船意図がわかりにくく危険性が高いとされていました。

 

操船意図が伝わらないことによる事故はこれまでも数多くあり、運輸安全委員会は、令和3年2月18日(木)、66件の船舶事故等調査報告書をホームページで公表されております。

 

今回の安全対策は、操船意図をわかりやすくすることで衝突が減ることを期待してのものだそうです。海難事故に伴う死亡・行方不明者や負傷者数は、令和2年の1年間だけでも283人となっており、多くの方が被害に遭われています。その中でも、小型船舶が大部分を占めるプレジャーボートや漁船、遊漁船の割合は非常に高いものとなっているという統計データがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のように事前の対策がなされることで、悲惨な海難事故が少しでもなくなることを切に願う次第です。

(和田直也)

 

 

■第六管区海上保安本部HP

第六管区海上保安本部>海を知る (mlit.go.jp)

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