和歌山県潮岬沖に推薦航路が設定されます
海上保安庁では、国際海事機関(IMO)へ提案していた和歌山県潮岬沖の推薦航
路が令和4年11月11日に採択されたことを受け、令和5年6月1日(日本時間午
前9時)に同海域へ新たに推薦航路を設定します。
和歌山県潮岬の沿岸は、東京湾、伊勢湾、大阪湾などを結ぶ海上交通の要衝
となっており、外国船舶を含む船舶の通航量が多く、加えて漁業活動も活発な
海域です。推薦航路の設定により船舶交通の整流化が図られるとともに、国際
的にも認知され安全性の向上が期待されます。
今後は、潮岬沖推薦航路における航行ルールを、船舶運航者をはじめ全ての
海域利用者に対し十分な期間をかけ周知を図ってまいります。
なお、本推薦航路は、伊豆大島西岸沖の推薦航路(平成 30 年1月運用開始)
に続き、わが国2例目となります。
推薦航路とは
海上人命安全条約(SOLAS 条約)第Ⅴ章第 10 規則に基づき、
国際海事機関(IMO)が航路を指定する制度のひとつで、
中心線を定めることにより、対面通航を推奨するものです。
【潮岬沖推薦航路】
※推薦航路は、海図上に航路の中心線、航行方向が記されるほか、
航路の西端位置、東端位置及び適用海域の範囲を示す位置に
バーチャル AIS 航路標識のシンボルマークが記載されます。
※推薦航路は、潮岬灯台の南3.5海里以内を航行する船舶に対して適用されます。
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