10月のはじまり! 秋の夜長が楽しみなシーズン到来

来週で10月、いよいよ2024年も残すところあと3ヶ月になって参りました。鹿児島も秋の到来を感じる今日この頃、海風も少しずつ冷たくなってきています。海事に携わる皆さま、本当にお疲れ様です。

さて10月の時期は、古くは「神無月(かんなづき)」と呼ばれています。これは八百万(やおよろず)の神様が出雲大社(島根県出雲市)へ会議に出かけてしまうと考えられたためです。

 

そのため、神様が出かけてしまう県においては神様がいないので「神無月」、反対に出雲の国(島根県)では神様がたくさんいらっしゃるので「神在月」(かみありづき)と呼ばれています。他にも、新米で酒を醸造する月という意味の醸成月(かみなんづき)という名前もあるのだとか。

「秋の夜長」とも言われる10月は、さまざまなことに自分の時間を傾けるのにちょうどいい時分です。でも、時間的余裕があっても、急に何をしたらいいのか分からないことも少なくありません。そこで積極的に良い習慣を創り出してみましょう。

 

脳の神経細胞同士はシナプスで繋がっています。この神経細胞同士がどう組み合わさるかは、その人の経験によって変わり、この世に1人として自分と同じ組み合わせの人はいないそうです。

 

また、この神経細胞の組み合わせは、同じ行動を繰り返すことで太くなっていきます。鍛えるのが良いものなら良い回路が、悪いものなら悪い回路が強化されていきます。そのため、人の考え方や行動を良いものに変えていくには、日々の行動つまり「習慣」を良いものにすることが、一番効率がいいといえるのです。

常日頃から良い考え方、言葉、行動を心がけていれば、シナプスの回路も良いものになっていきます。その結果、人生そのものが良くなっていくのです。ただ、そのためには「66日の壁」を乗り越えなくてはいけません。これは人間の神経細胞の回路が強化されるために必要な、最短の繰り返しの日時です。実質的には90日を目指すのが効果的とされています。

 

もしも素晴らしい人生を構築したいと思うなら、行動を90日間強化し続けてみてください。きっと新しい世界が広がるはずです。ただ気をつけて欲しいのは、ムリや過剰なことに初期段階で取り組まないこと。毎日継続できるような簡易なものから始めましょう。そうしないと、習慣づくりそれ自体がストレスになってしまいますからね。

「マザーテレサの名言」にも習慣に関して、下記のようなものがあります。

 

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

(マザー・テレサ)

 

確かに毎日の小さな積み重ねが、私たちの人生を形づくっていますよね。

 

習慣を継続するうえで、一番の味方になってくれるものといえば、それは“手帳”です。自分の軌跡をつける、そして見返すことによって継続するうえでのモチベーションになってくれるはず。

1日10分でもいいので、手帳をつけながら自分のシナプスを強化する時間をつくってみてはいかがでしょう。きっと今から90日経った2025年新年の頃には、新たな自分に生まれ変わっていることでしょう。

 

(和田直也)

 

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